2022.10.13

埼玉の入間川とことん活用プロジェクト2 〜現場担当者の声〜

今年の5月にミズベリング現場会議を行った河川敷地内初出店のスターバックス(スターバックスコーヒー 狭山市入間川にこにこテラス店)・埼玉県と狭山市が進めた「入間川とことん活用プロジェクト」について更に掘り下げていく。
現在、主担当の狭山市役所商業観光課の信沢さんにお話を聞いてきた。

商業観光課が推める水辺の利活用ミッション「入間川とことん活用プロジェクト」

当時、テラスの整備が終わっていたが、うまく利活用が進んでいなかった。
その中平成28年度から交流人口の増加や恒常的な賑わいの創出を目的として、官民連携により「入間川とことん活用プロジェクト」がスタートした。民間活力をどいういれていくかを念頭にソフト面で社会実験などを行い検討していった。ハード整備は及び全体の管理業務を商業観光課が推めた。

令和3年3月に「入間川にこにこテラス」がオープン。
令和3年度は、広場での市内事業者限定で土日イベントの公募を行い利活用を促進してきた。

これまで、キッチンカー出店、お花や野菜販売、整体、ハンドメイド雑貨販売、ヨガなどが行われてきた。
「今後は、いかに事業者さんに定期的に開催していただけるようにできるか。広場だけではなく河川敷や公園にどう広げていくか。検討していく必要がある」と信沢さんは話す。

近隣との関係性

スターバックスさんは地域密着として地域の清掃活動も積極的で、苦情もほとんどないようだ。
信沢さんとしては、地域の児童館などと連携して、コーヒーの淹れ方講座などの地域とのコラボも妄想しているそうだ。

テラス・河川・公園・広場が何かチャレンジできる場所として

スターバックスによってこのエリアの景色や印象は変わった。既存の公園利用者に加えて、
若い層の利用者が増え結果、幅広い年齢層が利用する場所になってきている。

「テラスや河川、公園、広場でのアクティビティが増えていくようにしていきたい。市内と市外の方が混ざりあい新しいにぎわいをつくっていく場になっていってほしいです。」

今後のスターバックスをきっかけとしたこのエリアの発展が楽しみだ。

この記事を書いた人

水辺コミュニケーター

細田侑

1991年東京都墨田区出身、傘職人の孫。幼少期の経験から自分の居場所と役割を模索、途上国支援の道を目指すが高校での島留学や東北での復興支援をきっかけに地域活性やまちづくりに興味を持ち、大学ではコミュニティマネジメントを専攻。現在は、地元でヤッチャバ(都市型マルシェ)の運営や離島の活性化、水辺のまちづくりなど場づくりを繰り返している。水辺は江東区のNPOの活動に参加したのをきっかけに、その魅力に惹かれ水辺が好きになりそこに関わる人と一緒に活動することが楽しい。

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