2020.05.21
ミズベリングトレンドリポート
【TREND WORD 02】エクストリーム系水辺の夜明け

*2019年のミズベリングがどういうトレンドだったのかをレポートするこの企画。2020/2/20に行われたミズベリング・フォーラム2020で発表された内容を再編集してお届けしています。
とうとうこの手の水辺の使いこなしが現実に!単にエクストリームというだけではなく、その場所ならではの地形や現在価値をうまく読み解いて実現に繋げているところに注目!
秩父ジオグラビティパーク
秩父の地形を楽しむ新しいアトラクションが登場!
秩父市が観光振興を目的としてアトラクション事業者を誘致。河川敷地占用許可準則の都市・地域再生等利用区域の指定をうけ、民間事業者による事業が可能になった、れっきとした公共空間利活用の事例なんです。
せっかくなんで、ミズベリングディレクターの岩本も体験してみました。秩父の地形を体感できるというここにしかない価値をもつアトラクションでした。
所在地 : 埼玉県秩父市
開業 : 2019年3月18日
運営者 : Geo Gravity Park Chichibu株式会社
区域 : 約26,000平方メートル(都市・地域再生等利用区域)
概要 : ジオパーク秩父の眺望サイトにもなっている「三峰口の白川橋」周辺の荒川渓谷を活用して、重力を使って楽しむスリル満点の複合型アクティビティ施設。「キャニオンウォーク」や「キャニオンフライ(ジップライン)」が楽しめる。今後も「バンジージャンプ」などの施設がオープン予定。
背景 : 埼玉県「水辺空間とことん活用プロジェクト」、河川敷地占用許可準則の都市・地域再生等利用区域の指定
サイト : https://gravitypark.jp/
公共空間としての水辺がよくなることで、社会がよくなると考える。建築家として建物のリノベーションを主に設計の仕事をしている傍ら、都市をリノベーションするのであれば、公共空間である水辺を外して考えることはできないと考え活動している。BOAT PEOPLE Associationのメンバーとして、いままでさまざまな水辺のトライアンドエラーを繰り返して社会に水辺の空間のあり方とつきあい方を提案してきた。 2005年横浜トリエンナーレ出展作品「Life on Board II」「内閣府都市再生モデル調査事業、FLOATING EMERGENCY PLATFORM」「地震EXPO09(BankART)」「東京アートポイント LOB09-10」など。最近は横浜の水辺を「使い倒す」ことを目的に、水辺のソーシャルスペース「水辺荘」を日ノ出町たちあげ、都市に新しい風景をつくる試みをたくさん行っている。
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