2024.04.24
今年のミズベリングはどうなる?! 西湖でミズベリング事務局出張会議開催!
今年のミズベリングは例年通りに7月7日の水辺で乾杯、年末に向けてのミズベリングフォーラムの開催など予定していますが、どんなことを盛り上がりのポイントにするべきか、どんなテーマにチャレンジするべきか、富士五湖のひとつ西湖の湖畔、キャンプビレッジGNOME内に設けられた、開放的な広いウッドデッキを持つHOBIE JAPAN(HOBIE BASE SAIKO)にて議論しました。
今年の盛り上がりポイント
ポイント1 パリ五輪の開会式への期待
2024年開催予定のパリ五輪。先日のミズベリングフォーラムでもご紹介されていた、セーヌ川での開会式の様子が気になります。水質浄化も進んでいると聞いていますが、実際どのようなインパクトを残すことができるのか、今からワクワクしています。
ポイント2 コロナ禍が完全に明けてエリアごとに新たな動きが生まれている水辺空間のさまざまな胎動
コロナ禍は私たちにさまざまなきっかけをもたらしました。コロナ禍からの回復、インバウンドなどのトレンドの中から新たな企画へのチャレンジを各エリアにて生まれてきています。これらの構想が実現に向けて走り出す様子を私たちは目撃することになるでしょう。河川敷地の利活用も、包括占用、特例占用、RIVASITEなどが出揃いました。ミズベリングでもこれらの占用の特徴などを解説などをして行きます。
ポイント3 新しい課題へのチャレンジ。万博へ向けた機運。自動運転船、グリーン化の加速、流域治水、気候変動対策の課題など。
地球レベルでの課題と、それぞれの流域単位、エリア単位で主体的に行うべきチャレンジ。来年の万博開催に向けてさまざまな機運醸成が行われることでしょう。
自動運転やGX(グリーントランスフォーメーション)、ネイチャーポジティブ、TNFD、流域治水などさまざまな取り組みが行われていますが、ミズベリングもそのような取り組みを目撃することになることでしょう。
水辺の民主化?
出張事務局会議を開催した西湖では、HOBIE JAPANがミズアソビの敷居を下げる活動と地域と連携した水辺空間をプロデュースする挑戦が行われていました。
ユーザーに楽しんでいただけるスポットがたくさん生まれ、ミズベリングスポットという企画にもつながっていますが、水辺へのアクセスや利用のマインドのハードルを下げて、多くの人々に受けいれられる場所になることは各地の共通する課題でもあります。ずっと取り組まれてきたテーマであるとは思いますが、あえて言葉にしてみるのもいいかもしれません。
なお、西湖でのHOBIE JAPANの挑戦に関する視察のレポートは今後こうご期待。
この記事を書いた人
ミズベリングプロジェクトディレクター/(株)水辺総研代表取締役/舟運活性化コンソーシアムTOKYO2021事務局長/水辺荘共同発起人/建築設計事務所RaasDESIGN主宰
建築家。一級建築士。ミズベリングプロジェクトのディレクターを務めるほか、全国の水辺の魅力を創出する活動を行い、和歌山市、墨田区、鉄道事業者の開発案件の水辺、エリアマネジメント組織などの水辺利活用のコンサルテーションなどを行う。横浜の水辺を使いこなすための会員組織、「水辺荘」の共同設立者。東京建築士会これからの建築士賞受賞(2017)、まちなか広場賞奨励賞(2017)グッドデザイン賞金賞(ミズベリング、2018)