2018.03.09 Fri

今年のかわまちづくり全国会議は、観光まちづくりがテーマ

今年のかわまちづくり全国会議は、観光まちづくりがテーマ

“かわまちづくりはプラットフォームが必要” 多摩大学 中庭光彦教授のプレゼンより

    "かわまちづくりはプラットフォームが必要" 多摩大学 中庭光彦教授のプレゼンより

    今年のかわまちづくり全国会議は、観光まちづくりがテーマ

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    【観光地型】岐阜県高山市

    岐阜県高山市は30年ぐらいウォッチしていますが、類型でいうと完全に観光地型です。一番の集客装置は伝建地区(伝統的建造物群保存地区:文化財保護法によって文化庁が指定する制度)である上三之町などの街並み。また、陣屋と宮川の朝市も人気で、集客力が高いです。特に宮川の朝市はかつては陣屋の朝市に集客面で負けていたけれども、最近では宮川の方が人気があって、買った品物を河川敷に降りて食べる姿などが見られます。川に面したオープンカフェもできていて、宮川がまちの中心を流れているコトが最大に活かされてきています。

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    ミズベリングでは高山の若い人たちが川床をつくった実験が有名ですね。
    私は高山で泊まったホテルで「高山に面白い事業者はいませんか」と聞き、すぐ紹介していただいたのが、この川床をつくった若い人たちの中心人物の住尚三さんでした。普通では考えられないことですが、川をふさぐかたちで川床をつくった住さんは、川に面した場所でコワーキングスペースをやっています。

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    地元の事業者の中にはリノベーションでゲストハウスを開業したり、朝市があるから朝早くからやっている朝食がたべられる定食屋もある。あらたなニーズを掘り起こしているひとたちがいるんですね。
    高山で強く感じたのは、川を改修するんじゃなくて、まちで事業してくれる人が、かわで何かをやってくれると、かわまちづくりになる、ということでした。

    川を改修するんじゃなくて、まちで事業してくれる人が、かわでなにかをやってくれると、かわまちづくりになる

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    これは高山市の事業者コミュニティの関係図です。観光協会の資料なのですが、これをみるとまちに関わっているひとたちが公的な団体によってつなげられていて、既に事業者による調整組織が出来上がっているんですね。おもしろい事業者が組織化されていて、調整組織ができあがっている。

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    他にも例えば長井市のおもしろい事業者を、ネットワーク図で表すとこんな感じになります。どういう活動でどういうひとたちがつながっているか、可視化するといいと思います。
    高山のかわまちの特徴は、宮川がまちの中心にあって、川に平行した通りは賑わいの中心。地元の事業者があらたな事業に参入していて、リノベーションが盛んである。その事業者のコミュニティが複数あるということにあります。
    面白い事業者が組織化されていてネットワーク化されているからこそ、かわが生かされているといえます。

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