2016.05.02

今年も逗子海岸映画祭がはじまりました。

砂浜に座って、海を背景に大型スクリーンで映画を鑑賞できる『逗子海岸映画祭』が、 今年もスタートしました。

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全国でも最も海辺の使用規制が厳しいことで知られる逗子海岸ですが、もう今年で7年目。
地元のクリエイター集団「CINEMA CARAVAN」と市が一緒になって活動を続けてきた映画祭は、
すっかり初夏の風物詩として定着した感があります。

映画祭…と言っても、いわゆる普通の映画祭とはちょっと違うのが『逗子海岸映画祭』の特徴。
今年は11日間に渡って開催されるこのイベントは、逗子海岸の浜辺に食と文化の市場「バザール」が設営され、日中は逗子や各地方の食や飲みものやライブ演奏、さまざまなワークショップを開催して賑わう。

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そして映画祭が始まるのは、日が暮れて星空が広がった日没以降。
夜7時になると、毎日それぞれのテーマに合わせた古今東西の映画を堪能できる。
朝から夜まで1日を通じて、子どもから大人まで、五感をフルに使って自然環境と文化が楽しめる「文化の遊園地」といった趣だ。

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ゴールデンウィーク中のスケジュールはざっとこんな感じです。

5月2日 Portugal Day 映画「熱波」

5月3日 India Day 映画「バン・バン」

5月4日 Spain “Basque”×Marine Day 映画「サーフフィルム」

5月5日 Skateboard Day 映画「スケートボードフィルム」

5月6日 Music Day 映画「パイレーツロック」

5月7日 Indonesia Day 映像+実験音楽 from Indonesia

5月8日 Sport Film Day 映画「アウトドアスポーツフィルム」

多彩なテーマで組まれたプログラムの理由を聞くと、「映画は入り口なんです。それをきっかけに、食や音楽、地域文化、自然環境や健康、海外の文化に触れてもらって、新しい刺激を持ち帰ってもらえたら」と話すのは、主催者のひとりで、シネマアミーゴ館長の長島源さん。

今年は、長谷川理恵さんによる南オーストラリアの食生活を語るトークショーやロン・ハーマン提供のヨガ教室など、自然環境を楽しみながら健康を考えるワークショップや、キッズ限定のSUP(スタンドアップパドルボート)教室、BOSEや環ROYらプロのラッパーによる「コドモラップ」など、子どもたちを対象としたワークショップも充実している。

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毎年好評のメリーゴーランドや映写室のボルダリングウォール、スケボーランプはもちろん、異国の市場のような雰囲気の中で食べものや雑貨などの買い物が楽しめる「バザール」も、規模が拡大してさらに充実した。

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都内から電車で約1時間ちょっとの逗子。
ゴールデンウィークにぜひ逗子海岸の初夏の風を感じに、
そして 新しい文化と興味に出会いに行ってみてはいかがでしょう。

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ミズベリング読者の皆さんに何か一言ありますか?と長島さんに聞くと、「防寒ですね!(笑)日中は初夏の陽気ですが、夜は海風にあたって冷え込むので、ぜひ寒さ対策をしてきてください」とのこと。映画の会場は砂浜になるので、鑑賞時に座る敷物やや折り畳みチェアなどを持参すれば、より快適に過ごすことができそう。

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逗子海岸映画祭公式HP

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期間:2016年5/8(日)まで開催中
会場:逗子海岸
入場料:1500円 高校生以下無料
開場:11:00~

この記事を書いた人

編集者・ライター

鈴木沓子

新聞社を経て独立、主にアートやメディア、都市の公共性をテーマに、編集・執筆・翻訳をおこなう。愛車SURLY パグスレーで、川沿いや浜辺など水辺ライドをゆくのが楽しみ。共訳書に『海賊のジレンマ』(フィルムアート社)、『BANKSY YOU ARE AN ACCEPTABLE LEVEL OF THREAT【日本語版】』(パルコ出版)、『BANKSY’S BRISTOL Home Sweet Home』(作品社)など。

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