2018.10.25
本日のミズベリング定例では?181023
今日のミズベリングプロジェクトの事務局に寄せられた情報を厳選してピックアップ!
毎週開催されているミズベリング事務局の定例。全国からさまざまなミズベリストの活動の情報が入ってきています。
今週はどんな話がされたのでしょうか?
ミズベリングプロジェクトがこの数ヶ月間得てきたフィードバックを事務局内で整理
おかげさまで、ミズベリングプロジェクト2018も数ヶ月を経まして、さまざまフィードバックをさまざまな形でいただいてきまいsた。そのなかから大切なものを抜粋して整理する機会を設けてみました。
現場で、行われていることから気づき、活かすべき知見や意見はどんなことなのか、整理をしています。いずれ、この整理はみなさまの目に触れることになると思います。
さて、その中で、今年は「表現の場」としての水辺の存在価値について確認する機会になっているのではないかと思います。まずは、この土木ラップにご注目ください。
面白いです。ミズベリング伊豆の担当の下田土木企画検査課主任の西家さまにフォローアップで電話して聞いてみました。ローカルのテレビ局の企画でラップをつくってくれるというので参加した。(ミズベリングにも相通じる、参加ハードルをさげるということに、下田土木事務所さんが取り組まれていることをたずねると)たまたまいいメンバーがいまそろっている。」とのことでした。民間事業者さんで、ミズベリングに関心がある下田土木事務所管内のみなさんは、要チェックです。
この事例は、役所の職員が親しみやすさを伝えるために、みずからハードルをさげていることを、表現している事例でした。
もう一方、水辺を表現の場にした時に、その活躍が目ざましかった事例をご紹介。
先日豊田市でおこなわれた、矢作川感謝祭。プロのミュージシャンがいるなか、ひときわ注目をあつめていたのが、こちらのアマチュアバンド。その名も、消防ロッカーズ。
消防団はみなさん、ご存知の通り、消防署員ではございません。地元の有志によるセミボランタリーな組織で、準公務員。消防活動を通して地元に貢献しようとする熱い人たちなのですが、そのひとたちのあるあるを歌っているのが、消防ロッカーズ。
このバンド、ライブスタジオとかより、ぜったい公共空間で聞いた方が、味わいが深いとおもうのです。なぜなら、公共性について歌っているから。そして、それをきちんと表現にまで昇華しているのが、このひとたちのすごいところ。もう原曲を聞いても、歌詞が出てきそうです。
このように、ミズベリングの活動を通して、さまざまな表現の方法が出現した、というのはとても重要なポイントだと思うのです。
ミズベリングの今年の年度末のフォーラムは?
ミズベリングは、全国のミズベリストの交流のイベントをこれまでも年一回のペースでおこなってきました。(昨年は年度末に社会実験イベントをおこなったのですが、6月に河川法改正20周年のイベントがあったので)
今年のミズベリングは、いままでの「川ろうぜ!」に加えて、もうひとつ標語を追加して
「川ろうぜ!街がえようぜ!」
を標榜します。
その思いは!川ろうぜは、当然川をテーマにしつつ「かわろうぜ」の音から類推される、変わることをおそれないことをテーマにしてきました。そして水辺ということばは川とまち、ひとの生活の場としての環境との横断的な領域を指し示す言葉であるという原点にたちかえり、街が、まちがえを恐れず果敢にチャレンジするさまを内外のかたがたと共有する機会にするといいのではなかろうか、ということを話しておりました。2019/2/28に開催される予定です。どうぞご期待ください。
GOOD DESIGN賞 best 100に選ばれたので、プレゼン行ってきた
さて、何度ももうしわけありませんが、GOOD DESIGN賞、まだまだひっぱります。31日に特別賞、大賞の発表がなされます。われらがミズベリングプロジェクトは、特別賞をもらえるのでしょうか?もらえるといいな。
とはいえ、ありがたくbest100をいただいたわけですし、これをお祝いして、ミズベリングらしく、7時7分にみんなで乾杯をします!
ぜひお誘い合わせの上、おこしくださいませ!!
また、10/31から、受賞作の展示がおこなわれます。こちらもどうぞご覧ください。
http://archive.g-mark.org/gde/2018/
今週のミズベリング定例会議も、日本各地のあらたな水辺の胎動を感じる時間でした。ミズベリング定例は、毎週火曜日15:00から開催。問い合わせはこちらから。
この記事を書いた人
ミズベリングプロジェクトディレクター/(株)水辺総研代表取締役/舟運活性化コンソーシアムTOKYO2021事務局長/水辺荘共同発起人/建築設計事務所RaasDESIGN主宰
建築家。一級建築士。ミズベリングプロジェクトのディレクターを務めるほか、全国の水辺の魅力を創出する活動を行い、和歌山市、墨田区、鉄道事業者の開発案件の水辺、エリアマネジメント組織などの水辺利活用のコンサルテーションなどを行う。横浜の水辺を使いこなすための会員組織、「水辺荘」の共同設立者。東京建築士会これからの建築士賞受賞(2017)、まちなか広場賞奨励賞(2017)グッドデザイン賞金賞(ミズベリング、2018)