2016.11.21

第1回アドバイザリーボード会議を開催しました

ボードメンバーが考える、水辺の未来とは?

11月8日、天王洲に位置するT.Y.HARBOR リバーラウンジにて、ミズベのオープンイノベーションとソーシャルデザインを推進するため、水辺に関わる有識者の方々をお招きし、ミズベリング・アドバイザリーボード会議の第1回目を開催しました。

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集まっていただいたメンバーは、陣内秀信氏(法政大学デザイン工学部建築学科教授)、辻田昌弘氏(東京大学公共政策大学院 教授)、馬場正尊氏(OpenA代表)、忽那裕樹氏(E-Design代表)、保井美樹氏(法政大学現代福祉学部人間社会研究科教授)、服部充代氏(Like air and Water代表)、藤井政人氏(水辺の日推進委員長、国土交通省総合政策局事業統括調整官)の七人の水辺衆。
ミズベリングプロジェクトが今後どのように成長すべきか、日本の水辺はどこに向かうべきかなどについてお話をうかがう素晴らしい機会となりました。

2_山名さん

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会議終盤に、ボードメンバーの皆さんにそれぞれ書いて頂いた、水辺の未来についてのお考えをご紹介します。

ミズベリングは変革の最先端 楽しくクリエイティブな連帯

陣内秀信氏 (法政大学デザイン工学部建築学科 教授)

「東京は皆ばらばらだから。大きなまとめができないんですよ。
川が背後にあり、全部繋がっているわけですよね。水の空間というのを本当に上手に活かして、価値や豊かさにこだわっていろんなアクションを起こし、ビジネスもするような人がいればいろんなことができるな。水辺は一番可能性があるんです。」

越えちゃえ! 境界を!

辻田昌弘氏 (東京大学公共政策大学院 教授)

「境界、いろんなところにいろんな境界がある、官も民もあるだろうし。なんでも境界を越えていくということが大事なのでは。軽いノリで。超えちゃえ!」

水辺のPPPエージェント

馬場正尊氏 (Open A 代表取締役社長)

「僕はPPPエージェントという単語を流行らせたいなと思っております。
行政側がある責任と自由を両方、民間側に委ねて、その民間側が自主的に事業を組み立て、それから自分たちでルールも組み立てるっていうような、そういう時代が到来している。この辺が成熟してくると、もっと水辺の活用が、責任ある市民や企業によってなされるような時代になるはず。いわゆるクライアントとしてやるのではなくて、やるその立ち位置みたいなものを徐々に発見しているところにある。その職能に名前が無かったから、プライベートパブリックパートナーシップ、PPPのエージェントというふうにして、水辺にもこの職能が育っていくとドライブするかなというふうに思って、絶賛流行らせ中でございます。」

水辺経営 クラウドファウンディング

忽那裕樹氏 (E-Design 代表取締役社長)

「水辺経営。水辺も経営する概念になって、ミズベの利活用でクラウドファンディングをやっていただいたら嬉しいなと。アワードとかね。あと、水上ホテルを実現したいと思っています。」

行政:ProviderからEnablerへ+ミズベリスト:求むリスクテーカー+ミズベ市民:超エンジョイ!

保井美樹氏 (法政大学現代福祉学部人間社会研究科 教授)

「行政はプロバイダー(提供者)からイネイブラー(実現者)へやれる環境づくりに。市民はもっと楽しいんじゃないかという感じに、ミズベリストがリスクをとってやるぞというような関係になればいいなと。」

水辺からのネットワークで街の視点を見える化→GLOBALへ“世界”

服部充代氏 (Like air and Water 代表取締役社長)

「水辺からの視点で、新しいネットワークをつくり、それによって滞在的にすでにある魅力を見える化する。さらにそれを世界へ発信する。」

誰?

藤井政人(水辺の日推進委員長、国土交通省総合政策局事業統括調整官)

「自分がやるっていう気分になってもらわないと、何やってもたぶんまったく意味が無いんだろうなっていう気がします。自分だったら何ができるのかって。アワードの話にしても、誰かがやってくれてるんだと思った瞬間にただのイベントで終わってしまうはず。そこをどうやって打破したらいいのかなって今日感じました。」

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この会議にて、実に心強いバックアップを得られることができました。ボードメンバーの方々から頂いた貴重なご意見を生かすことで、今後のミズベリングプロジェクトの発展が期待できそうです。
もっと盛り上げていければと思っています。水辺の未来に乞うご期待ください!

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この記事を書いた人

ミズベリング

ミズベリングとは、「水辺+リング」の造語で、 水辺好きの輪を広げていこう!という意味。 四季。界隈。下町。祭り。クリエイティブ…。 あらためて日本のコミュニティの誇りを水辺から見直すことで、 モチベーション、イノベーション、リノベーションの 機運を高めていく運動体になれば、と思います。

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