2014.03.03 Mon

東京運河21km SUPツーリング

東京運河21km SUPツーリング

いま話題の、ボードに立ちながらパドルで漕ぐSUPに乗って、迷路のような東京の運河を回ってみた。

東京セントラルイーストの運河を行く。

東京運河21km SUPツーリング

ライター:糸井 孔帥
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神田川(分水路と渓谷)

「神田川」という歌を皆さんご存知でしょうか。ちなみに僕はたまに歌いますが、僕の後輩たちは何の歌なのかさっぱり分からない。そういう世代です。
今回ツーリングの本命はこの神田川。「東京にもあったんだ」と思える素晴らしい景色が広がっています。むしろ人が多く集まる東京を横切る場所だからこそ産み出された水路です。
おそらく「神田川」で歌われる川はもう少し上流の方だと推測できます。なにしろ生活感がまったくない水路をこれから通っていきます。

19.神田川このツーリング最大の目的である神田川を思いっきり楽しむ。

まずは、日本橋川と神田川の交差路に注目すると、ゴミ運搬船が作業中であります。ここでは千代田区と文京区から集められた不燃ごみの一部がここでゴミ運搬船に積載され、最終的に中央防波堤外側埋立処分場まで運ばれるようです。
今回はちょうど船がゴミの積載も終わり出航するようだったので、ゴミ運搬船のお兄さんに「これから船出ますから気をつけて~」と声をかけられました。ただ、この後ゴミ運搬船は我々SUP探検隊を見失うことになるのですが。

20.神田川ゴミ運搬船神田川T時交差路。写真手前の神田川下流へと我々もゴミ運搬船も向かっていきます。

この交差路から神田川を下流(東から西)へと進みます。水道橋駅のあたりではこのように防災桟橋があるのですが、たまに水上バイクの人たちが止めるらしく「立入禁止」の札が多く掲げられていますね。さすが東京の防災桟橋です。河川の通航というものは自由なのですが、桟橋は申請しないと使えません。よって誰も水上を利用できないようになっております。

21.市兵衛河岸防災桟橋もう分かったよというほどの立入禁止札。すぐ後ろが後楽園。

さて、本命はこちら。水道橋をくぐると神田川と並行した水路があり、その入り口が見えてきます。入り口は藪で覆われているのが特徴の1つです。
まずは入って休憩しているとエコボートが近づいてきました。邪魔にならないようにトンネル入り口まで逃げこみます。
このトンネルが、御茶ノ水分水路。神田川が増水したときに水を本線と分水路に分けることで減災するための構造物です。

22.御茶ノ水分水路入り口夏は避暑に最適、ただ秋から冬なら異臭が抑えられてオススメ。

ちょうど追い風に押されて潜入してしまったため、このまま探検隊スタート。こういう時のために防水バッグに入れておいた防水ライトとヘッドライトを使用します。
分水路の中は一筋の光もなく闇に包まれ声は反響します。きっと夏に入ったら毒々しい臭気で参ってしまうのでしょう。水質は最悪ですので見ないようにしながら光を求めます。

23.分水路を進む分水路の形状は2段階。このフロアからドーム状のトンネルとなり、天井に定期的にナンバーが記入してあるので、それを辿る。

途中、ゴミ運搬船のエンジン音が鳴り響きます。トンネルの入り口からか出口からなのか反響していて距離感を失います。延々と鳴り止まず大きくなり小さくなるエンジン音がようやく消えていきました。次は何処かの駅のホーム放送が響きます。何時間経ったのでしょうか。いえ、きっと何十分しか経っていないのでしょう。光が見えてきました。交差路を右に曲がり光の射すほうへ向かうと、まさかの行き止まり。絶望が我々を襲います。気を取り直して、交差路まで戻り、もう一方の水路を進むと、ようやく出ました。神田川本流よ、ただいま。

24.分水路行き止まり行き止まりにてわずかに射しこむ光を見つめ、狭い天を仰ぐ。

神田川に戻ると、場所は昌平橋の近く、左に行けば秋葉原、右に行けばお茶ノ水とそんな場所です。針路としては戻ることになるのですが、せっかく来たのでお茶ノ水へ寄り道を始めました。
皆さんは、お茶ノ水駅のホームから下を流れる川を見たことはあるのでしょうか。まさにその川に我々はいたのです。お茶ノ水渓谷は聖橋がよく映えます。残念ながら聖橋付近で工事中であったため少し景観は損ねましたが、水上でまったりと東京の秋を堪能できました。

25.聖橋御茶ノ水渓谷にかかる聖橋。聖橋を通る人たちから声援を受ける。

しかし、時刻は15時近く。日も暮れてきました。すぐさま方向転換して一路下流へ漕いで行きます。
途中、丸ノ内線がひょっこり顔を出す鉄橋をくぐります。

26.ひょっこり丸ノ内線僕が最も好きな神田川ポイント。水辺からだと撮り鉄。
万世橋駅跡をチラ見し、秋葉原を通過。浅草橋の屋形船の船溜まりを見ながら河口へ出ます。

27.万世橋駅跡新しく賑わいのスポットとなった万世橋駅跡を通過。水辺はまだまだのようだ。

28.浅草橋屋形船船溜まり両岸に屋形船が係留してあるので、接触しないように河口へ。

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