2016.07.22

水辺で乾杯、全国335箇所からの乾杯風景と声

7月7日の午後7時7分、全国335箇所、9562人が水辺で乾杯

7月7日の午後7時7分に、全国335箇所、9562人が水辺で乾杯しました。(7/12事務局調べ)。
ヘルシンキやUK、タイなど、海外も6箇所でも乾杯が行われました。

各地で行われた乾杯の様子を紹介いたしますね。

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鹿児島の川内川の水辺。とても美しい水辺の夕景ですね。素敵なひとたちと素敵な水辺タイムを過ごされて「サイコーだなあ」とつぶやかれています。

ビールが美味しい!まさに水辺のビールは格別でしたね。
沼津市狩野川の水辺。いろんな人が水辺に自然と集まりだしてわいわい。こんな風景が見たかったということです。

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元気いっぱいですね。福井県足羽川の川テラス。200人の地域の水辺ファンが集まったそうです。

全国各地のさまざまな水辺から、地元の魅力に改めて気付けて、やってよかったという声が聞かれます。

熱く盛り上がる九州の水辺

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とっても楽しそうな長崎市岩原川。世界初の携帯型交流拠点施設「モバイル・カウンター・テーブル」が登場!なんと、人がカウンターを抱いています。確かに、これなら占用許可不要ですね。アイディア大賞ものです!

九州は盛り上がっていますね。福岡市の樋井川ではミズベリング樋井川が立ち上がり、流域の5箇所で乾杯が行われたということです。
その一つの上長尾テラスでは、

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樋井川の水辺近くの木造アパートをリノベして、コミュニティの人が集うお店にしたということで、地域の人にお披露目するオープニングに水辺乾杯を使われているなんて、いい感じです。
樋井川では地域と川が一体となり、コミュニティ主導で雨水社会の構築を進めているそうです。

まちづくりとのからみでは、久留米のCHIETSUKUプロジェクト、

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久留米に住む30代のUターン組、十数名の有志が集まり「この街で食っていくんです」を合言葉に、街中に転がる「知恵と知恵をくっつけていく」というムーブメント。水辺で乾杯という機会を上手く活かして、住民に活動内容をプレゼンされていたようです。

そして、九州各地の乾杯では、水辺ごとにみなさん文字を一枚だけ掲げて撮影されています。

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これは、つなげると「熊本頑張れ!!♡ミズベリング♡九州♡2016♡」となるということで、
九州河川協力団体のみなさんが行われたということでした。九州の水辺のつながりが感じられますね。

美しい日本の水辺

美しいまちは全国にあって、そこには水辺があるんですね。

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山形県酒田と阿武隈川の水辺。東北にはしっとりと落ち着いた水辺が多いような気がします。

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宇治茶で乾杯。みなさん青い被り物で揃ってます。宇治市長と鵜匠も来られて盛り上がったようです。

土木と乾杯

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こちらは、荒川チーム。水門をバックに乾杯です。水色の水門と、紫色の空と水面。そして笹が、とても美しい七夕の夕景を生み出していますね。

そして、橋の上で乾杯というのもなんとも風情があるものです。

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とても味わいがある、古い橋をセレクトされていますね。地域の人の生活に溶け込んでいるような橋で、場所への愛情を感じます。

水辺コーデセレクト(ファッション)

さて、水辺のベストドレッサー賞ということで、(特にベストを選んでいないのですが)、青いものでコーディネートしてくるという趣向。みなさんはどんなファッションだったのでしょうか。

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ユニフォームが既に水色!完璧なコーデです。

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ネイルに水色ですか。やられましたね。お洒落でビューティーです。

そして、、

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いや、なんともいえませんね。ユニークです。なにかの青春マンガの一コマのようです。

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カッパもいました。てらかっぱ、というのだそうです。

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オリジナルTシャツにも創意工夫が光りますね。

水辺コーデセレクト(会場)

ファッションの次には、会場全体のコーディネートにもセンスが光るものがありました。

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光物をどう上手くあしらうか。竹灯籠などのトラディショナルなスタイルからサイバーなものまで多様です。

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このあたりはジャパンな感じでしっとり和みますね。こういう水辺に誘われて乾杯したら、恋が生まれそうです。

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徳島市の吉野川水系新町川。フルートの演奏付きという豪華な乾杯。市長が乾杯の音頭を取ったそうです。

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鳥取県の境港では、市立第三中学校の吹奏楽団が100人の聴衆を前に演奏されたそうです。

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地元の飲食店のブースが出て、音楽も鳴るという、作りこんだ会場もあったようで、主催者の準備力が伺えます。

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実際に道路占用許可も取られて乾杯された方もおられたようです。プロフェッショナルな乾杯仕事ですね。

ユニークなシチュエーションの乾杯

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路面電車を貸し切りで、川に差し掛かったところで乾杯です。広島、モビリティもうまく使いこなしてますね。

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水辺というか、水面で乾杯ですね。SUPならではの自由さ。

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これだと、どこの水辺でもソーファーが出現しますね。

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水辺が実際になくても、プロジェクターとスクリーンで、オフィスに水辺は出現するんです。

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そして、ここ、とても味わいがある水辺ですね。飲み屋街の水辺です。ノンアルコールで乾杯して、後の店に飲みに行くというところがにくい。

さて、みなさんの水辺で乾杯はいかがだったでしょうか?

一人でできないことが、ちょっとした一歩を踏み出すことで
みんなでできるようになる。
みんなで共感する水辺の風景の豊かさは、また一人で味わうものとは違う、
記憶が共有されるようなものであったという気がします。

また、まちづくりやふるさと再生など
地域のひとたちが目指している未来の目標が、
乾杯という体験シェアをおこなうことを通して、
一歩実現へ向けて確実にステップが踏まれたと思います。

水辺で乾杯するのは7月7日だけでなくても、乾杯したいときに仲間に呼びかけて乾杯すれば、
水辺は日常づかいで、もっと楽しくなるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

ランドスケープ・プランナー

滝澤 恭平

ランドスケープ・プランナー、博士(工学)。 「ミズベリング・プロジェクト」ディレクター、株式会社水辺総研取締役、日本各地の風土の履歴を綴った『ハビタ・ランドスケープ』著者。大阪大学卒業後編集者として勤務。2007年工学院大学建築学科卒業、愛植物設計事務所にランドスケープデザイナーとして勤務後独立。2022年九州大学大学院工学府都市環境システム専攻博士課程修了。都市の水辺再生、グリーンインフラ、協働デザインが専門。地元の葉山でグリーンインフラの活動を行う。

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