2018.03.09 Fri

今年のかわまちづくり全国会議は、観光まちづくりがテーマ

今年のかわまちづくり全国会議は、観光まちづくりがテーマ

“かわまちづくりはプラットフォームが必要” 多摩大学 中庭光彦教授のプレゼンより

    "かわまちづくりはプラットフォームが必要" 多摩大学 中庭光彦教授のプレゼンより

    今年のかわまちづくり全国会議は、観光まちづくりがテーマ

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    【生活地型】大田区田園調布の例

    大田区の事例

    田園調布の調布堰のそばの事例です。ここはかわまちづくりで歩道ができました。これで歩いてジャイアンツの練習場まで行けるようになりました。ここは多摩川駅のそば、富士山がみえるということでできた浅間神社のそばで、六郷用水という歴史的財産もある。すでにいい感じのお店もあります。キッチンカーも出ている場所もある。あと浅間神社の川側の一階には若い人たちがお店をだしはじめて、とても面白い場所になってきています。

    また、先ほど集客マグネットの説明の中で、宗教的、アニメ的聖地のことを説明しました。「シンゴジラ」をご覧になったかたなら分かるかもしれませんが、首都を防衛する作戦の指揮所が置かれたのがこの浅間神社でした。残念ながら、このすばらしいコンテンツを活かしているとは言い難いのが実情です。
    シン・ゴジラで重要なタバ作戦の舞台

    さきほど触れたかわまちづくりでせっかく整備された歩道ですが、写真のように並行している車道と分断されている。堤防を越えて人を誘導することができていないのですね。またシンゴジラのように、地域資源があるのにプロモーションを行っていない、ということもあります。商店街、用水、水道、道路等これらを総合することができていない。総合するためにはこのエリアを活性化したいという事業者のコミュニティと協力することが必要です。これは私の想像でしかありませんが、事業者たちと協働、連絡はされていないのではないかと推察されます。

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    【生活地型】青梅市の例

    青梅市、地図上で見ると駅と川が非常に近いです。でも実際は多摩川左岸は河岸段丘で非常に勾配がきつい。いわゆる時間距離が遠い。川と公園の距離は近く、川遊びやBBQに最適です。ラフティングなどで川は利用されています。
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    一方まちなかはどうなっているかというと、青梅市は観光振興に力を入れていて、「映画の街、昭和レトロの街」として売り出しています。リノベーションされた蔵や織物工場を利用した工房などが興味深い。2010年には40万人の来街者がいたとされています。
    ところで、青梅市は人口も増やしたいと思って、駅前にマンションが林立する事態になってしまった。これが何を意味するかというと、遠方から来る人にとって、観光地のイメージではなく、当たり前の空間になってしまい、中心地の集客力そのものの低下を意味します。現実としては、誘導しきれていないのです。

    生活地であるまちでは、集客することの難しさがあります。川を地域資源として集客を補完する促進要因にしきれないという難しさもわかっていただけたと思います。かわとまちがつながっていないのが現状です。地図だけではなく、勾配を把握し、時間距離で川との近さを測ることが重要です。

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