2016.11.27 Sun

サード・プレイスのつくり方 ”TOKYO ART FLOW 00″二子玉川 ミズベリング・スペシャルインタビュー

サード・プレイスのつくり方 ”TOKYO ART FLOW 00″二子玉川 ミズベリング・スペシャルインタビュー

「ミズベリング・スペシャルインタビュー」第一弾は、二子玉川で行われた”TOKYO ART FLOW 00”を通してサード・プレイスのあり方を考えます。

サード・プレイスのつくり方 ”TOKYO ART FLOW 00″二子玉川 ミズベリング・スペシャルインタビュー

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二子玉川エリアマネジメンツ代表理事 佐藤正一さんインタビュー

kyohei
TOKYO ART FLOW 00の一般の方の反応を教えて下さい
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アートイベントを通して、河川敷を使って、あのような空間が出現し、体験できたのが新鮮だったという声をよく聞きました。エアストーンやお馬さんがいたりしたことも含めて。そんな川辺で、自然とビールを飲みながら語らったりできたのが、とてもよかったと。「今度は、いつやるんですか?」とか、「毎週あってもいいですね」とか、そういう声も聞きました。

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kyohei
都心の中にありながら、ああいう場所はなかなかないですよね。
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河川敷は、自然の空間の中に溶け込んでいて広いです。そういう場所をどう使えば、空間と時間を楽しむことができるのか、ハレの場を演出する実験でした。
kyohei
二子玉川エリアマネジメンツとして、水辺をどのように使っていこうとされていますか?
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河川は地域の最大の自然資源と捉えています。エリアを盛り上げていくには、二子玉川ライズの開発空間だけでは限界があります。エリマネの対象としては、河川の自然空間や、二子玉川の商店街も含めた空間が複合的にあります。まち全体の中で、水辺の位置づけを上手く活用するプロジェクトを着手するにあたり、まず兵庫島の河川空間で実験しようと考えています。
kyohei
兵庫島では、どのようなことを行なっていく予定ですか?
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今回のtokyo art flowでは、キッチンカースペースはエリマネで運営しました。これは継続的に、頻度を上げて行っていきたいと思っています。同時に、ドロップインで初めて河川敷に来られたお客さんに対して、安全講習や、ライフジャケットの貸し出しなども行っていきたいです。

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kyohei
河川敷という公共空間を使って、収益事業を行うということですね。
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はい、一方で、その収益の一部を河川での様々な活動の資金にしたいです。水辺の環境整備や、ライフジャケットの貸し出し、水辺のアクティビティのサポートなどの原資になればと思います。地元に対しては、そういうことも含めて丁寧に伝えていけば可能となるのではと考えています。
kyohei
二子玉川はどのようなまちを目指すのでしょうか?
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過去の歴史を踏まえた上で、多様な文化、ユニークな人が集まるまちを目指したいです。いろいろな人が生活し、働き、新しいものが生まれていくようなまちです。そのためにも、自然空間としての水辺は欠かせない資源だと思います。

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いかがでしたでしょうか。インタビューで佐藤さんが語っておられたキッチンカーの活用は、「二子玉川水辺キッチンカープロジェクト」として実現し、今年の11月12日から12月4日(日)までの土日の日中にオープンしています。ぜひ足を運んでみて下さい。

三名の方のインタビューを通して見えてきたこと。それは都市に水辺があるだけで可能性がとても広がるということです。二子玉には二子玉川ライズがあり、都市再開発としてはLEEDゴールド認証も取り、すばらしい環境が実現しています。でも、それだけでは、多様な人材が集まり、自由なインスピレーションが羽ばたく場所になるかというと、もう少し違ったコンテキストも欲しい。それが水辺というサード・プレイスなわけです。都市の開発コードはもちろん大事ですが、そこから逸脱するベクトルとしての水辺。人間以外のエコロジカルなものや完全にコントロール出来ないものとコネクトしていることがポイントです。これらがセットになることによって、「アーバンネイチャー・ミクストユース」という新たな都市デザインの姿が見えてくる。これらはNYやロンドンでも実現しようとしている、グローバル都市間競争時代の先端都市のトレンドと言えるのかもかもしれません。

Writer's Profile
滝澤 恭平
まちづくりプランナー/編集者/ディレクター/水辺総研主任研究員/善福蛙事務局長/「ミズベリングプロジェクト」ディレクター

1998年大阪大学人間科学部卒業、角川書店にて編集者として勤務。2007年工学院大学建築学科卒業、ランドスケープデザイン事務所・愛植物設計事務所勤務。2011年より独立。雑誌「ソトコト」で地域の自然と人間の関係をさぐる“ハビタ・ランドスケープ”を連載。九州霧島火山のWebマガジン「あまつち」、テクノロジーと未来社会に関する「テレスコープマガジン」等を立ち上げる。地域、環境、技術などをテーマとしたコンテンツの編集、地域づくりのプロデュース等を行う。地元の水辺として、東京杉並区の善福寺川を市民力で里川に変える「善福蛙」で活動を行っている。
2014年東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了、水辺インフラの合意形成を研究。2015年、水辺総研を共同設立者として立ち上げ、全国の水辺のまちづくりを精力的にサポートしている。
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