
北海道の屋根、大雪山国立公園の十勝岳を源流に十勝平野を横断、太平洋に注ぐ、大自然循環の動脈が十勝川です。
十勝川は、四季折々の川の風景を醸しだしてくれます。
初夏は、水鳥たちが雛を連れて川面を往来。秋が近づくとサケが遡上。遡上に合わせてオオワシ・オジロワシが飛来する。
冬は、寒くシバレル中でのけ嵐、何とも幻想的な河川景観を醸し出す。
厳しさ、優しさ、そうして潤い、そこで生活している人々に感動を与える、本当に母なる川です。
十勝川イカダ下りは毎年7月の第一日曜日が指定開催日(過去は7月の最終日曜でしたが、気候データに基づき変更)。
十勝川中流部、帯広市街地の近郊を流れる十勝川で、約11Kmを時速5km/hで自分達の手作りイカダですずらん大橋をスタートに十勝川温泉(モール温泉)のゴールを目指し、川の流れに乗って河川空間を独り占めで下るものです。
気の早い参加者はイカダ下り本番の1ヵ月前ぐらいから、友達や家族又は職場の仲間と一緒に自分達の遊び心のイメージを膨らませた個性的なイカダ製作に取り掛かります。
創る楽しさ、流れ下る快感、ゴールできた達成感で参加者の全員が満面な笑みと成ります。
ゴール地点ではモール温泉の特設露天風呂に入り、芝生のジュータンの上で、炭火を囲んでの焼肉に舌鼓が広がります。元祖、十勝川イカダ下りを全国に発信するのは当然ですが平成25年に世界に向けて発信『ギネスワールドレコーズに登録』。内容は手作りイカダ60艇を連結240人が乗船し、1.7kmを下った記録です。
全国、いや世界の皆さん是非挑戦して下さい。記録が破られましたら、私達はさらに挑戦します。