2014.05.26

ミズベ・ランチなら、
目黒川 五反田ふれあい水辺広場に集合!

ランチタイムの新名所、目黒川のミズベ広場

お昼どきになるとサラリーマンやOL、親子連れなどが集まってくる、目黒川沿いの五反田ふれあい水辺広場。品川区が2013年から始めたケータリングカーの社会実験で、目黒川のミズベがにぎわい始めました。

ますます好調、ケータリング社会実験2年目へ

五反田ふれあい水辺広場のケータリングは、「区民に水辺に親しんでもらおう」と河川空間を活用した社会実験としてスタートしました。公募から選定された事業者が1日に2~3台のケータリングカーを出店し、ビストロ料理やカレー、韓国料理、豚丼など、日替わりで提供。幅広いメニューのラインナップや手ごろな価格が評判となり、客足も好調です。2013年は3~5月までの限定でしたが「期間が短く区民に浸透しないまま終わってしまったのではないか?」との声に応えて、2014年は期間を延長して3~12月の運営へ。時間もランチタイムだけだった前年からティータイムまで拡大し、クレープやコーヒーを販売すると客足も昨年よりぐんと伸び、開始1カ月で昨年の販売実績に近づきました。

背景は品川区「水とみどりの基本計画・行動計画」

五反田ふれあい水辺広場のケータリング社会実験の運営は、品川区と「目黒川利活用協議会」との協働により実現しました。「目黒川利活用協議会」は、品川区の貴重な資源である目黒川に関して、区民・民間の自由で多様な活用・取り組みを支援するために、地元住民を主としたメンバーと行政が話し合う場として設置。「水」と「みどり」という2つの豊かな資源に囲まれた品川区では、この資源をさらに有効に活用していくために平成24年「水とみどりの基本計画・行動計画」を策定しました。

図1

品川区における行政計画の体系図

この基本方針に基づいて、区民:事業者・区がそれぞれの立場から連携を深め、将来像として掲げる「水とみどりがつなぐまち」の実現に向けて動く、計画の推進体制が設計されました。

図2

「水とみどりの基本計画」推進体制

五反田ふれあい水辺広場のケータリング事業者の選定時にも、事業者からの提案内容を目黒川利活用協議会で審議を行い区で決定。ミズベに「にぎわい」を創出し街の活性化や交流を促す上で、区民の思いを考え続けることを重要視して取り組まれてきました。

協議会の様子

もっと、目黒川ミズベを楽しむ未来へ

にぎわい始めた目黒川沿いの五反田ふれあい水辺広場の取り組みは、ますます広がりを見せる計画が行われているようです。これから夏に向けてビアガーデンの検討、冬にはイルミネーション装飾や、おでん・ホットドリンクの提供など。四季折々の目黒川の移ろいが、これからますます楽しみになりそうな気配です。

関連リンク

五反田ふれあい水辺広場
品川区「水とみどりの基本計画・行動計画」

この記事を書いた人

ミズベリング

ミズベリングとは、「水辺+リング」の造語で、 水辺好きの輪を広げていこう!という意味。 四季。界隈。下町。祭り。クリエイティブ…。 あらためて日本のコミュニティの誇りを水辺から見直すことで、 モチベーション、イノベーション、リノベーションの 機運を高めていく運動体になれば、と思います。

過去の記事

> 過去の記事はこちら

この記事をシェアする